生存率と余命
胃がんは、発症率は高いものの、
治療成績は向上しています。
ですから、胃がんの場合、進行がんであっても、
完治する可能性が高くなっています。
そして、がんが胃壁のどのあたりまで進行しているかが、
生存率と大きく関わってきます。
胃壁は、胃の内側から粘膜層、粘膜筋板、粘膜下層、
固有筋層、漿膜下層(しょうまくかそう)、
漿膜(しょうまく)となっています。
そして、粘膜下層までを早期がんといい、
固有筋層より進行したものを、進行胃がんといいます。
早期がんの場合、5年生存率は約95%です。
そして、筋層まで達している場合は、80%程度、
漿膜下層までいくと60%、漿膜になると、
40%が目安です。
胃がん全体でみても、70%であることから、
比較的生存率は高めです。
しかし、スキルス胃がんの場合、
転移しやすく、進行も早いので、
がんが発見された時は、手術ができない場合もあり、
生存率はかなり低くなります。
たとえ、手術ができた場合でも、
5年生存率は15%から20%です。
あと、がんのできる場所によっても、
生存率に影響を与えます。
胃の下の方にがんができる場合と比べ、
食道側にできた場合、生存率が低くなります。
このように、胃がんは比較的生存率が高めのがんではありますが、
転移、再発を起こすことも考えられます。
特に、胃がんの再発は、手術後3年までが、
多くなっています。
しかし、再発、転移に関しても、人によって状況が異なるので、
3年を超したら安心というわけではなく、
定期的に検査を受け、経過を見守ることが重要です。
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