スキルス性胃がんとは?
スキルス性胃がんは、
他の胃がん同様、胃の粘膜から発症します。
しかし、粘膜の表面に目立つ変化を起こさないまま、
胃壁の中を浸潤していくため、早期発見が困難です。
ですから、発見された時は、
すでに転移を起こしていることも珍しくありません。
発見時に転移している方は、約60%と言われており、
なかでも、特に多いのが、腹膜への転移です。
これを、腹膜播種(ふくまくはしゅ)と言い、
お腹の中全体に、がん細胞が散らばった状態のことをいいます。
その他、リンパ節の転移も多くみられます。
そのような場合、手術を行うことも難しく、
治療が困難になります。
また、スキルス性胃がんは、
がんの深さにより生存率も変化してきます。
進行がんであっても、筋層に少し食い込んだものであれば、
5年生存率は80%程度です。
これは、他のがんの早期発見時の生存率とほぼ同じです。
しかし、外側の漿膜(しょうまく)まで浸潤した場合、
5年生存率は40パーセントになり、
さらに多臓器への転移が認められると、
10%程度に下がってしまいます。
そして、このがんは、30代から40代といった、
比較的若い年齢層の女性に、発症率が高くなっています。
このがんの早期発見は非常に困難ですが、
毎年同じ病院で検診を受けることにより、
前年度の胃の状態と比較することで、
発見の可能性を高めることはできます。
しかしながら、これも万全の方法ではありません。
そして、これだけやっておけば安心という予防方法もありませんが、
塩分を控えた食事、カビや焦げた食品を避けるなど、
自分でできることもあります。
まずは、できることから始めてみましょう。
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